新型コロナウイルスの上陸で、続々とマスクが売り切れるというニュースが話題になっています。
その上インフルエンザも流行っているこの時期、できるだけ感染症は防ぎたいですよね。
でもこれらのウイルス対策には、マスクをするだけでは全然不十分なんです。
今回はウイルス感染をできるだけ防ぐための方法をまとめてみました。
ウイルス感染の主な原因は接触感染と飛沫感染
今回の記事は、首相官邸HPや東京都感染症情報センターが出している情報を元にまとめています。



まず、新型コロナウイルスやインフルエンザに感染する主な原因は、現段階では接触感染と飛沫感染の2つが考えられています。
接触感染
手に付着したウイルスが口や鼻を通って粘膜から感染すること。
たとえば感染者が触ったドアノブやつり革、スイッチなどを介して感染するケースがあります。
飛沫感染
感染者のくしゃみや咳に乗って空中に放出されたウイルスを鼻や口から吸い込み感染するパターンです。
満員電車や学校、人混みなど多くの人が密集している場所で発生します。
接触感染については、マスクの着用で防ぐことはできません。
また、飛沫感染についてはある程度の効果も期待できますが、小さなウイルスはマスクの隙間を通って侵入できてしまうため完璧な対策とは言えません。
今回はマスク以外の感染対策をまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
こまめな手洗い&アルコール消毒は必須!
接触感染を防ぐには、こまめな手洗いが大変重要です。
帰宅時や調理の前後、食事前などは特に入念に手を洗うようにしましょう。
手洗いは石鹸と流水で30秒以上、指の間から手首までしっかり洗うのがいいと言われています。
洗い終わったら十分に水で洗い流し、清潔なタオルやペーパータオル等でよく拭き取って乾かしてください。
スマホやドアノブ、服など手に触れるものにも注意
さらに、手洗いをしてもまだ十分な感染対策が取れているとは言えません。
せっかく手を洗ってもドアや水道の持ち手、つり革やエレベーターのボタンや電気のスイッチなど、多くの人が触れる部分に触れてしまうとまたウイルスが付着してしまう恐れがあります。
そのような部分にはなるべく手で直接触れないように気をつけてください。
また、スマホの画面も見落としがちなポイントです。
こまめに除菌シートなどで拭くようにしましょう。
外出時に着ていた洋服やコートも帰宅したら早めに脱ぎ、手入れするようにしてください。
外出時はなるべく顔を触らない
接触感染は、手についたウイルスが鼻や口を通して感染するパターンが多いと言われています。
そのため、手にウイルスが付着する可能性が高い外出時には、なるべく手で顔を直接触らないように気をつける必要があります。
無意識に顔を触るクセがある人はインフルエンザにかかりやすいとも言われているため、心当たりのある人は気をつけてみてください。

栄養と睡眠をたっぷり取るのも重要
感染対策には、十分な睡眠やバランスのいい食事で体調を整え、免疫力をあげておくことがとても大切です。
これらが不足していると、ウイルスが体内に取り込まれた時に十分に抵抗できず、発症確率が上がり重症化しやすくなってしまいます。
個人的な体験談ですが、ちょっと風邪っぽいなと思いながら家でお酒を飲んで寝たら、翌日インフルエンザが発症してしまったことがありました。
ウイルスに感染してしまったら仕事も遊びもできなくなってしまうので、忙しくても栄養や睡眠はしっかり取るように心がけてください。
乾燥は大敵!喉の保湿をしっかり
空気が乾燥していると喉の粘膜の防御機能が低下し、ウイルスに感染したり風邪を引いたりしやすくなると言われています。
乾燥しやすい冬場は特に加湿器などで部屋の湿度を一定に保つようにしましょう。
加湿器がない場合は、濡れたタオルを室内に干してもある程度の効果があると言われています。
睡眠時はこちらの口テープでも喉の乾燥を防ぐことができます。

また、マスクも乾燥した空気を吸い込むことを防ぐことができ、喉の保湿には効果的だと言われています。
さいごに
今回調べていて思ったのですが、政府や厚労省が出す新型コロナウイルスやインフルエンザ対策に「うがい」がありませんでした。
どうやら、うがいがインフルエンザを防ぐ科学的根拠はないと言われているようです。
でもしないよりはいいんじゃないかな…と思って、一応するようにはしています。
残念ながらウイルス感染を100%防ぐ方法はありませんが、日々の健康管理やこまめな対策である程度は予防できると言われています。
しっかり対策して、今年の冬を乗り切りましょう!