JavaScriptとは?特徴・できること・書き方を初心者向けに解説

JavaScriptとは、WebサイトやWebアプリの開発でよく使われているプログラミング言語です。

Webページにアニメーションをつけたり、ボタンをクリックしたときに表示を変えたりするなど、ユーザーの操作に合わせたさまざまな動きを実現できます。

しかし、「JavaScriptでできることは?」「Javaとの違いは?」「どのように書くの?」など、詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、JavaScriptについて以下の内容を初心者にも分かりやすく解説します!

  • JavaScriptとJavaの違い
  • HTML/CSSとの関係性
  • JavaScriptの特徴
  • JavaScriptでできること
  • JavaScriptの記述方法

JavaScriptに興味がある方や、これからWeb開発について学びたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

JavaScriptとは?

JavaScript(ジャバ スクリプト)とは、Webページに動きをつけるためのプログラミング言語です。

「C」「Java」「Self」「Scheme」といったほかの言語の影響を受けて開発され、特にC言語に似た文法や構造を持ちます。

もともとは1990年代に広く使われた、「ネットスケープ・ナビゲーター」というWebブラウザのために開発されました。

そして、1996年頃にマイクロソフト社の「Internet Explorer 3.0」に搭載されたことをきっかけに、普及したのです。

現在ではWeb開発に欠かせない言語となっており、Webブラウザで利用できる多くのWebサービスで使われています。

なお、開発当初は「LiveScript」という名称でしたが、当時世界的に人気だった「Java」の勢いにあやかり「JavaScript」に改名されました。

2025年時点で30年の歴史があるJavaScriptですが、JavaScriptの標準仕様である「ECMAScript(エクマスクリプト)」は毎年のようにバージョンアップされており、新機能の追加や言語仕様の拡張が定期的に行われています。

JavaScriptとJavaの違い

「JavaScript」と「Java」は、名称が似ていることもあり混同されがちですが、2つはまったくの別物です!

それぞれの特徴を簡単にまとめました。

JavaScriptJava
言語特性インタプリタ型でオブジェクト指向のスクリプト言語コンパイル型のオブジェクト指向プログラミング言語
文法動的型付静的型付
用途Webのフロントエンド(クライアントサイド)開発によく使われるWebのバックエンド(サーバーサイド)開発によく使われる
開発目的簡単かつスピーディーな開発を求めて作られた一度書いたプログラムを、どんなハードウェアでも動くように作られた
開発1995年頃にネットスケープコミュニケーションズ株式会社のブレンダン・アイク氏によって開発1995年頃にサン・マイクロシステムズ(現オラクル)によって開発
動作環境ブラウザ上で実行する
(コンパイルや仮想マシンは不要)
コンパイルを行い、仮想マシン上で実行する

上記の単語の説明は以下のとおり。

単語の意味

インタプリタ型…ソースコードを1行ずつ機械語に訳しながら実行する方式

コンパイル型…ソースコードをすべて機械語に訳してから実行する方式

オブジェクト指向…プログラミング手法の一つで、データと関連する処理を「オブジェクト」という単位でまとめて、システムを構築する考え方

スクリプト言語…プログラミング言語の一種で、インタプリタと呼ばれるソフトウェアを使ってソースコードを1行ずつ実行する言語

動的型付…変数の型がプログラムの実行時に決定される仕組みで、データ型を状況に応じて変更できる

静的型付…データ型をプログラムの実行前に決定し、コンパイル時に型チェックが行われる

クライアントサイド…ユーザーのブラウザ上で実行されるプログラム

サーバーサイド…サーバー上で実行されるプログラム

コンパイル…プログラミング言語で書かれた命令をコンピュータが実行できる形に変換する作業

仮想マシン…物理的なコンピュータの中に作られた、ソフトウェアを使って擬似的に再現した仮想コンピュータのこと

HTML・CSSとの関係性

Webページに動きをつけるには、JavaScriptだけでなく「HTML」と「CSS」が必要です。

というのも、HTMLやCSSに対して動きをつけるための「指示出し」をするのが、JavaScriptだからです。

なお、HTMLとCSSは、JavaScriptに並ぶWeb開発の3要素でもあります。

つまり、動きのあるWebページを作る場合、HTMLやCSSで全体構造やデザインを決めたあとに、JavaScriptで動きをつける必要があるということ。

詳しくはのちほど説明しますが、JavaScriptのプログラムを実行するには、HTMLファイル内にコードを直接書き込むか、別のファイルを用意してHTMLに読み込ませる2つの方法があります。

単語の意味

HTML…Webページの構造を決めるための言語

CSS…Webページのレイアウトを決めるための言語

JavaScriptの将来性

JavaScriptはWeb開発の標準言語として今後も需要が見込まれるため、将来性が高いと言えるでしょう。

実際、JavaScriptは世界中のWebサイトのほとんどで使われています。

また、開発言語の変更は手間やリスクを伴うため、ほかの言語に置き換えるのが難しいです。

そのようなこともあり、JavaScriptは今後もWeb開発に必要な言語として、高い需要が続くと考えられるでしょう。

JavaScriptの特徴

JavaScriptの特徴には以下のものが挙げられます。

  • フレームワークやライブラリが豊富
  • ブラウザ上で実行できる
  • フロントエンドとバックエンドの両方で開発できる
  • 非同期で通信できる

ひとつずつ見ていきましょう。

フレームワークやライブラリが豊富

JavaScriptには優秀なフレームワークやライブラリが充実しています。

フレームワークとは、ソフトウェアやアプリの土台を簡単に構築できるものです。開発に必要な機能がそろっており、ゼロからコードを書く手間を省くことができます。

ライブラリとは、開発でよく使われる機能のコードをまとめたものです。枠組みをそのまま利用するフレームワークと違い、ライブラリは必要な機能のみを読み込みます。

JavaScriptの代表的なフレームワークやライブラリ
  • jQuery(ジェイクエリー)
    • 豊富な機能を持つJavaScriptの代表的なライブラリ
  • React.js(リアクトジェイエス)
    • UI構築に特化した、オープンソースのフロントエンドJavaScriptライブラリ
  • Angular(アンギュラー)
    • 検索エンジン大手のGoogle社によって開発されたフルスタックフレームワーク
  • Vue.js(ビュージェイエス)
    • Angularをベースに機能をシンプルにした、小規模から中規模程度のシンプルな設計を得意とするフレームワーク
  • Node.js(ノードジェイエス)
    • Webサーバの構築、アプリ開発、IoT分野の開発などに活用されるライブラリ

フレームワークやライブラリを活用すれば、開発効率の向上が期待できるでしょう。

ブラウザ上で実行できる

JavaScriptはブラウザさえあればプログラムを実行できます。

というのも、現在主流のブラウザにはJavaScriptを実行するための機能が標準で搭載されているのです。

JavaScriptを実行できるブラウザ例
  • Google Chrome
  • Safari
  • Firefox
  • Opera
  • Microsoft Edgeなど

サーバーを介さず即座に実行できるため迅速な開発が期待できるでしょう。

ちなみに、JavaScriptと同じくWeb開発でよく使われる「Ruby」「PHP」「Python」といったプログラミング言語は、実行環境を整える必要があります。

JavaScriptはブラウザ上で動作する=デバイスやOSに依存しないため、マルチプラットフォームに対応しているのも特徴です。

フロントエンドとバックエンドの両方で開発できる

ブラウザ上で動くJavaScriptは、フロントエンドの開発によく使われます。

ただし、上で紹介した「Node.js」というライブラリを活用すれば、JavaScriptを使ったバックエンド開発も可能!

なお、Node.jsを使わないとJavaScriptはサーバ上で動きません。Node.jsは、JavaScriptのプログラムをサーバーサイドで実行するためのプラットフォームです。

単語の意味

フロントエンド…ユーザーから見える=ユーザーがWebサイトやWebアプリ上で直接触れる部分(UI)

バックエンド…ユーザーから見えない=ユーザーからのリクエストを受け取りデータを処理する部分

非同期で通信できる

JavaScriptには非同期処理するための機能が標準搭載されているため、非同期での通信が可能です。

非同期通信ができると、Webページの読み込みやデータの送受信をスムーズに行えるため、UX(ユーザー体験)の向上が期待できます。

単語の意味

非同期処理・・・複数の処理を並行して行う仕組み

非同期通信・・・Webページをリロードしなくても、サーバー間でデータをやり取りできる

JavaScriptでできること

Webブラウザで利用できる機能やサービスであれば、大抵のことはJavaScriptで実現できます。

ここでは代表的なものをご紹介!

  • Webサイトやアプリに動きをつける
  • ポップアップウインドウの表示
  • フォームの入力チェック
  • チャットボットの実装
  • 計算機の作成
  • Webサイトやアプリの制作

ひとつずつ見ていきましょう。

Webサイトやアプリに動きをつける

すでに説明したとおり、JavaScriptはHTMLやCSSと組み合わせることで、ユーザーの操作や時間の経過などに応じて、Webサイトやアプリの表示を変化させることができます。

HTMLがWebページの「構造」を、CSSが「見た目」を作るのに対して、JavaScriptは「ユーザーの操作に応じて何を起こすか」といった動作を設定する役割を担います。

たとえば、JavaScriptを使うことで、以下のような動きのあるデザインや機能を実装できます。

JavaScriptで実装できる動きのあるデザイン・機能の例
  • 文字や画像にアニメーションをつける
    • 例)文字の色を変える、画像を浮かび上がらせる、要素を動かすなど
  • スライドショー(スライダー)をつける
    • 例)複数の画像を一定時間ごとに切り替える、ボタン操作で画像を切り替えるなど
  • スムーススクロールを実装する
    • 例)「上矢印」ボタンを押すと、ページ上部まで滑らかに移動する
  • ポップアップやモーダルを表示する
    • 例)ボタンを押すと、画面上にログイン画面や詳細情報を表示する
  • ユーザー操作に合わせた演出を加える
    • 例)ボタンをクリックすると表示が変わる、カーソルを合わせると色や形が変わるなど
  • 入力内容に応じて表示を変える
    • 例)フォームへの入力内容をチェックし、入力ミスがある場合にメッセージを表示する

このように、JavaScriptを使えば、「クリックする」「カーソルを合わせる」「文字を入力する」といったユーザーの操作をきっかけに、Webページの表示や動作を変化させることができます。

動きのある演出やユーザーに合わせたインタラクティブな機能を取り入れることで、Webサイトをより使いやすく、魅力的なものにでき、UX(ユーザー体験)の向上にもつながります。

ポップアップウインドウの表示

JavaScriptを使えば、ポップアップウィンドウを簡単に実装できます。

ポップアップウィンドウとは、ボタンや画像をクリックした際や何らかのエラーが発生した際に、閲覧している画面上に別の小さなウィンドウが開く機能です。

別のページに遷移しなくても閲覧しているページ上に出現し、ユーザーの目を引くため、情報を効果的に伝えたり特定のアクションを促したりするときに役立ちます。

ポップアップウインドウの例
  • 画像
  • 広告
  • 入力確認画面
  • エラーメッセージ
  • 注意喚起など

また、ポップアップウィンドウにJavaScriptで動的デザインやアニメーションを加えることで、ユーザーの目をより引くことができるでしょう。

フォームの入力チェック

JavaScriptを使うと入力フォームのバリデーションも行えます。

入力フォームのバリデーションとは、Webフォームに入力された内容が正確かどうかチェックする機能です。

例えば以下の内容をチェックし、誤りなどがあればエラーメッセージを表示したり、送信ボタンを無効化したりできます。

入力フォームのチェック内容
  • メールアドレスの形式が正しいか
  • パスワードが一定の強度を満たしているか
  • 必須項目が空欄でないか

入力チェック機能を使うことでデータの正確性やセキュリティを確保できるため、Webサイトのお問い合わせフォームやログイン時など、多くの場面で使われています。

なお、JavaScriptを使うと画面を再読み込みせずにユーザーへエラーをすぐに通知することが可能です!

チャットボットの実装

JavaScriptを使うと、チャットボットも実装できます。

チャットボットとは、Webサイト上でユーザーと対話できる機能のこと。「対話」といっても、事前に定義された回答を返すのが基本です。

現代では人手不足の対策や業務の効率化のために、さまざまな企業やサービスでチャットボットを採用しています。

例えば、ユーザーからの質問に自動で答える機能や、特定のキーワードに反応してコールセンターへの案内を表示する機能など、情報提供やサポートを行う際に役立つでしょう。

ただし、近年では自然言語処理(NLP)を用いた、より高度なチャットボットもあります。

単語の意味

自然言語処理(NLP)・・・大量のテキストデータをAIが分析する技術

計算機の作成

計算機自体はほかのプログラミング言語でも作れますが、JavaScriptはブラウザ上での計算が得意です。

ブラウザ上での計算能力を活かし、ユーザーが直感的に操作できる見積もり機能の実装に広く利用されています。

JavaScriptで実装できる計算機能の例
  • スマホやパソコンに入ってる計算機アプリ
  • 旅行サイトで宿泊費などの見積計算
  • 保険会社のサイトにある料金シミュレーション
  • ショッピングサイトのカウントダウン機能など

Webサイトやアプリの制作

JavaScriptはフレームワークやライブラリ、HTMLやCSSなどを組み合わせることで、WebサイトやWebアプリを制作することが可能です。

実際、JavaScriptはさまざまなWebサービスで採用されています。

JavaScriptが使われているWebサービス例
  • Amazon
  • Googleマップ
  • Shopify
  • Instagram
  • Netflix
  • メルカリ
  • LINE

なお、上記のサービスにはネイティブアプリ版とブラウザ版が存在しますが、JavaScriptが使われているのは主にブラウザ版です。

WebサイトやWebアプリの制作自体はJavaScript以外の言語でもできますが、JavaScriptで動きのある表現などを入れることで、ユーザーにとってより使いやすいコンテンツに仕上がるでしょう。

単語の意味

ネイティブアプリ版・・・デバイスにインストールして使う

ブラウザ版・・・ブラウザ上で動くためインストール不要

JavaScriptの基本の書き方

ブラウザ上でJavaScriptを実行する場合、基本的にHTMLと組み合わせて使用します。

JavaScriptのコードをHTMLから読み込む方法には、主に以下の2種類があります。

  • HTML内にJavaScriptコードを直接記述する方法
  • JavaScript専用ファイルを用意し、HTMLから読み込む方法

一般的なWeb開発では、JavaScriptをHTMLとは別のファイルで管理する方法がよく使われます。コードを整理しやすく、複数のHTMLファイルから同じJavaScriptを利用できるためです。

それでは、それぞれの書き方について見ていきましょう。

1.JavaScriptをHTMLに直接記述する方法

HTMLファイル内にJavaScriptコードを直接記述する方法を「インラインJavaScript」と呼びます。

インラインJavaScriptの記述例

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
    <title>JavaScriptコードの例</title>
</head>
<body>

<script>
    document.write("ここにJavaScriptコードを記述します");
</script>

</body>
</html>

<script>タグの中にJavaScriptコードを記述すると、HTMLからJavaScriptを実行できます。

上記の例では、document.write()を使って文字列をHTML文書に書き込んでいます。

"ここにJavaScriptコードを記述します"」のように、ダブルクォーテーションで囲まれた部分は文字列を表します。

ただし、document.write()は現在のWeb開発で一般的な画面操作の方法ではありません。ページの読み込み後に使用すると、既存のドキュメントを置き換えてしまう場合があるため、実際の開発ではDOM操作など別の方法を使うことが多くなっています。

<script>タグはHTML内のさまざまな場所に記述できますが、JavaScriptの実行タイミングには注意が必要です。

通常の<script>タグは、ブラウザがHTMLを解析している途中で見つけると、その時点でJavaScriptを実行します。そのため、JavaScriptから後に記述されたHTML要素を操作しようとすると、対象の要素がまだ存在せず、正常に処理できない場合があります。

そのため、単純な構成では</body>の直前に<script>タグを記述する方法があります。また、外部JavaScriptではdefer属性を使用してHTMLの解析後に実行する方法も一般的です。

インラインJavaScriptは、少量のコードを記述するときには便利です。一方、HTMLとJavaScriptが同じファイルに混在するため、コードの量が増えると管理しにくくなる場合があります。

2.JavaScriptを外部ファイルとして読み込む方法

JavaScriptをHTMLとは別のファイルに記述し、HTMLから読み込む方法もあります。

JavaScriptのコードを「.js」という拡張子のファイルに記述し、HTMLの<script>タグにsrc属性を指定して読み込みます。

外部JavaScriptの記述例

まず、HTMLファイルとは別にJavaScriptファイルを作成します。例えば、「sample.js」というファイルを作成し、JavaScriptコードを記述します。

sample.js

document.write("ここにJavaScriptコードを記述します");

次に、HTMLファイルから「sample.js」を読み込みます。

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
    <title>JavaScriptコードの例</title>
</head>
<body>

<script src="sample.js"></script>

</body>
</html>

<script>タグのsrc属性にJavaScriptファイルの場所を指定することで、外部ファイルに記述したJavaScriptをHTMLから読み込めます。

外部ファイルとして管理するメリットは、HTMLとJavaScriptを分けて管理できることです。

例えば、複数のHTMLファイルから同じJavaScriptファイルを読み込めば、同じコードをそれぞれのHTMLファイルに記述する必要がありません。

また、JavaScriptをHTMLから分離することで、コードの整理や修正がしやすくなります。複数のページで同じJavaScriptを利用する場合にも適しています。

一方、外部ファイルを読み込む場合は、JavaScriptファイルを取得するための通信などが発生します。ただし、外部ファイルの読み込みが必ずページの表示を遅くするわけではありません。deferasyncなどの属性を適切に使用することで、JavaScriptの読み込みや実行による影響を抑えることができます。

例えば、外部JavaScriptをHTMLの解析後に実行したい場合は、defer属性を使用できます。

<script src="sample.js" defer></script>

deferを指定した外部スクリプトは、HTMLの解析が完了した後に実行されます。また、複数のdefer付きスクリプトは、HTML上に記述された順番で実行されます。

JavaScriptの記述方法

ここからは、JavaScriptコードの基本的な記述方法として、以下の6種類を紹介します。

  • 出力
  • コメントアウト
  • 文字列
  • 数値
  • 変数
  • 条件分岐

ひとつずつ見ていきましょう。

出力

出力とは、プログラムで実行した処理の結果などを表示することです。

ここでは、開発者ツールに出力する方法と、Webページ上にダイアログボックスを表示する方法を紹介します。

開発者ツール(デベロッパーツール)に出力する場合の記述方法

console.log("文字列");

上の記述で、()内の内容がコンソールに出力されます。

続いて、ダイアログボックスを表示する方法です。

ダイアログボックスを表示する場合の記述方法

alert("文字列");

上の記述で、()内の内容がダイアログボックスに表示されます。

ちなみに、ダイアログボックスとは、ユーザーにメッセージを表示したり、入力を促したりするための小さなウィンドウのことです。

alert()で表示されるダイアログは、閉じるまでWebページの操作を一時的に中断します。

開発者ツールへの出力もダイアログボックスへの表示も、()内の内容を変更することで表示する内容を変えられます。

コメントアウト

コメントアウトとは、JavaScriptコードをコメントとして扱い、実行されない状態にすることです。

1行だけコメントアウトする場合は冒頭に「//」を、複数行をコメントアウトする場合は「/*」と「*/」で該当する部分を囲みます。

1行だけコメントアウトする場合の記述方法

// console.log("文章1");

「//」以降の内容は、改行するまでコメントとして扱われます。

複数行をコメントアウトする場合の記述方法

/*
console.log("文章1");
console.log("文章2");
*/

「/」と「/」の間に記述した内容は、複数行にわたってコメントとして扱われます。

複数行コメントの場合、「/*」と「*/」で囲んだ部分はすべてコメントとして扱われます。そのため、終了部分の「*/」を書き忘れないようにしましょう。

文字列

JavaScriptでは、「' '(シングルクォーテーション)」または「" "(ダブルクォーテーション)」で囲んだテキストを「文字列」として扱います。

「’ ‘(シングルクォーテーション)」で記述する場合

console.log('テキスト');

上記の「テキスト」部分が文字列として扱われます。

「” “(ダブルクォーテーション)」で記述する場合

console.log("テキスト");

上記の「テキスト」部分が文字列として扱われます。

また、以下のように「+」を使用して複数の文字列をつなげることも可能です。

「’ ‘(シングルクォーテーション)」で記述する場合

console.log('テキスト1' + 'テキスト2');

「” “(ダブルクォーテーション)」で記述する場合

console.log("テキスト1" + "テキスト2");

数値

JavaScriptでは、整数や小数を数値として扱えます。

また、以下のような四則演算なども可能です。

足し算

console.log(10 + 10); // 出力結果:20

引き算

console.log(20 - 5); // 出力結果:15

かけ算

console.log(5 * 2); // 出力結果:10

割り算

console.log(10 / 2); // 出力結果:5

余り計算

console.log(9 % 2); // 出力結果:1

なお、文字列とは違い、数値を記述する場合は「"」や「'」で囲む必要はありません。

変数

変数とは、データを一時的に保存しておくためのものです。数値や文字列などのデータを入れておく「箱」に例えられることもあります。

プログラムを書くとき、同じ数値や文字列などを繰り返し使う場面があります。そのようなときは、変数を利用すると便利です。

変数に名前を付けておけば、その変数名を使って保存した値を参照できます。

変数を宣言するキーワードには、「const」「let」「var」の3つがあります。

変数を再代入する必要がない場合はconstを、後から別の値を代入する必要がある場合はletを使うのが一般的です。varは古いコードなどで見かけることがありますが、現代のJavaScriptではletconstが使われることが多く、新しいコードでは一般に避けられています。

「const」で変数を宣言する場合

const 変数名 = 初期値;

constで宣言した変数は再代入できないため、宣言時に初期値を設定する必要があります。

例)「color」という変数を宣言し、「red」という初期値を設定

const color = "red";

「let」で変数を宣言する場合

初期値なし

let 変数名;

例)「color」という変数を宣言

let color;

初期値あり

let 変数名 = 初期値;

例)「color」という変数を宣言し、「red」という初期値を設定

let color = "red";

letで宣言した変数は、後から別の値を再代入できます。

上記の通り、「let」と「const」はどちらも変数を宣言するために使いますが、constは再代入できないのに対し、letは再代入できます。

また、constletでは、変数名をカンマ(,)で区切ることで、複数の変数をまとめて宣言することも可能です。

条件分岐

条件分岐とは、指定した条件に応じて実行する処理を分けることです。

たとえば、「もし〜ならA」「そうでなければBを実行する」というように、条件に応じて異なる処理を実行できます。

JavaScriptの条件分岐には、if...else文やswitch文などがあります。

まずは、if文の書き方から見ていきましょう。

▼if文の記述方法

if (条件式) {
  実行する文;
}

意味:()内の条件がtrueの場合に、{}内の処理を実行する

また、if文にはelse文やelse if文という書き方もあります。

else文の記述方法

if (条件式) {
  条件式が成り立った場合の処理;
} else {
  条件式が成り立たなかった場合の処理;
}

意味:ifの()内の条件が満たされない場合、else後続の{}内の処理を実行する

else if文の記述方法

if (条件式1) {
  条件式1が成り立った場合の処理;
} else if (条件式2) {
  条件式2が成り立った場合の処理;
}

意味:ifの()内の条件が満たされず、else if()内の条件が満たされた場合、後続の{}内の処理を実行する

続いて、switch文の書き方を見ていきましょう。

switch文の記述方法

switch (式) {
  case 値1:
    式が値1のときに実行する処理;
    break;
  case 値2:
    式が値2のときに実行する処理;
    break;
  case 値3:
    式が値3のときに実行する処理;
    break;
  default:
    いずれの値とも一致しないときに実行する処理;
}

switch文では、()内の式を評価し、値が一致するcaseに応じて処理を分岐します。

  • switch後ろの()内の式を評価し、どのcaseの値と一致するかを調べる
  • 一致するcaseがあった場合は、その後ろに記述されている処理を実行する
  • 一致するcaseがなかった場合は、default後ろに記述されている処理を実行する
  • breakを記述すると、そのcaseの処理を実行したあとにswitch文を終了する

なお、switch文は「条件が多い場合に使う」というより、1つの式の値に応じて複数の処理へ分岐したい場合に適した構文と考えるとよいでしょう。

JavaScriptの学習方法

JavaScriptの学習方法には、主に以下の2つがあります。

独学スクールやオンライン講座で学ぶ
学習方法書店やネットで教本を購入して勉強する
初心者から上級者まで、レベルに応じた学習書が出版されており、自分のスキルレベルや学習目標に応じて選べる
スクールに通ったりオンライン講座を受ける
JavaScriptをはじめとしたコーディングの基礎を体系的に学べる
メリット学習費用を抑えられる
自分のペースで学べる
就職や転職の支援が受けられるスクールやコースもある
オンラインなら自宅で、スキマ時間に学習できる
デメリットモチベーションの維持が難しい費用が高くなりがち

これからJavaScriptを学ぶ予定の方は、自分に合う学習方法を選びましょう。

なお、JavaScriptの習得難易度は比較的低めです。

ただし、フレームワークやライブラリ、HTMLやCSSなどの知識もあわせて習得する必要があるため、学習範囲は広いと言えるでしょう。

JavaScript習得のコツは、基礎を学んだら実際に手を動かして簡単なWebサイトを作ること!

そして可能であれば、スクールの講師やプロから定期的にフィードバックをもらって、JavaScriptの使い方に慣れるのがおすすめです。

まとめ

最後にJavaScriptについておさらいしてみましょう。

JavaScript(ジャバ スクリプト)とは、Webページに動きをつけるためのプログラミング言語です。

JavaScriptの特徴JavaScriptでできること
フレームワークやライブラリが豊富
ブラウザ上で実行できる
フロントエンドとバックエンドの両方で開発できる
非同期で通信できる
Webサイトやアプリに動きをつける
ポップアップウインドウの表示
フォームの入力チェック
チャットボットの実装
計算機の作成
Webサイトやアプリの制作

もし、Web開発のノウハウや人材が社内にない場合は、専門の会社に依頼することも検討しましょう。

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